先日、柴犬の琥徹ちゃんのお世話をさせていただきました。
まだ9カ月のとても元気でわんぱくな男の子です。
今回、琥徹ちゃんは2日間のお留守番をしました。
1日目の夕方。
お家へ訪問すると少し不思議そうなお顔をして迎えてくれましたが、近寄ると嬉しそうにシッポを振ってくれました。
琥徹ちゃんはまだまだやんちゃな年ごろなので普段ケージの中で過ごしています。
まずは、夕ごはんを準備しました。
「おすわり、できるかな?」と話すとちゃんとおすわりをして待ってくれました。
食欲もとても良く全部きれいに食べました。
ごはんを食べ終わり、次はお散歩へと出かけました。
琥徹ちゃんのお散歩のコースは特に決まっていないとのことだったので、行先はある程度、琥徹ちゃんに任せて歩き始めました。
琥徹ちゃんは川沿いの道や田んぼ沿いの慣れた道をどんどん進んでいきます。
打ち合せの時にオーナーさんが「途中の水道でお水を飲んだりします。」と話をされていたのですが、琥徹ちゃんは『ここでお水を飲むんだよ、お水出してよ。』というように水道のところまでくると立ち止まり、お口を開けてお水が出てくるのを待っていました。
水道のお水を出してあげると、慣れた様子でとても上手にお水を飲み始めました。
その場所には東屋もあるんですが、琥徹ちゃんはこれまた慣れた感じでここで一休みし始めました。
きっといつもこんな感じでお散歩しているんだろうなと、普段の様子が分かって嬉しく思いました。
30分ほどお散歩をしてお家へと戻りました。
苦手な足拭きを済ませると、琥徹ちゃんにはお散歩後の楽しみがあります。
琥徹ちゃんは足を拭いてあげると、待ってましたと言わんばかりに冷蔵庫に直行しました。
大好きな冷たいシャーベットを食べるんです。
冷凍庫からシャーベットを出すととても嬉しそうにしていました。
シャーベットを堪能した後、琥徹ちゃんにはケージに入ってもらい、私はペット日誌を書き始めました。
始めは座ってこちらを見ていたけど、諦めると横になり休んでいました。
ペット日誌を書き終わってから、琥徹ちゃんの側に寄り「また明日の朝にお世話に来るからいい子にして待っててね。」そう話しかけると少し寂しそうなお顔をしてくれました。
2日目の朝。
「おはよう、琥徹ちゃん。」と声をかけながらお部屋に入るとケージの中で琥徹ちゃんは座って待っていてくました。
近寄ると嬉しそうに立ち上がり早く出してよと言っているようでした。
出してあげるととっても嬉しそうにして、お腹だって見せてくれます。
この日も暑くなりそうだったので、すぐにごはんを準備し朝ごはんを食べました。
食いつきが良く、とても食欲があるようでした。
それから、お散歩へ出かけました。
この日の朝も前日と同様に、琥徹ちゃんに行先を任せ歩き始めました。
琥徹ちゃんは、川沿いの道を前日とは反対方向に進み、あちこちニオイを嗅ぎながらどんどん進んで行きます。
トイレも済ませてスッキリです。
しかし、小雨が降ってきたので少しペースを速めて歩き、お家へ戻りました。
帰宅後すぐにお家のお外にある水道のお水をたくさん飲みました。
玄関で琥徹ちゃんにオヤツを食べさせながら足を綺麗に拭きました。
次はお待ちかねの大好きなシャーベットが待っています。琥徹ちゃんはすぐに冷蔵庫に向かって行きました。
シャーベットを冷凍庫から出すと満面の笑みでした。
元気すぎる琥徹ちゃんです。ストレスが溜まっていないかと心配だったので、しばらくケージの外で遊ばせてあげました。
まだやんちゃな琥徹ちゃんは、じゃれてわたしの手もおもちゃにします。
少し遊んだ後、ケージに入ってもらうとこの通りションボリしていました。
「夕方にまた来るからね。」とお話をしました。琥徹ちゃんの寂しそうなお顔がとても辛かったです。
2日目の夕方。
お部屋に入るとケージの中でおすわりをして待っていてくれました。お外を見ていて私が来たことが分かったのだと思います。
側に行くと立ち上がり早くケージから出してほしそうにしていました。
さっそく夕ごはんの準備にとりかかりました。
ごはんの準備をしている間、琥徹ちゃんはわたしの側に来てお利口に待っています。
夕ごはんもきれいに完食しました。食欲はとてもあり物足りなさそうにも見えるほどです。
次にお散歩へと出かけました。
途中、小型犬と二度行き交いましたが吠えることなくお利口に通り過ぎるのを待つことが出来ました。
そのうちのヒトリのチワワちゃんは、お気に入りの子なのか遠くに行ってしまうまでずっと見送っていました。
この日も途中の水道でお水をたくさん飲みました。
それからこんな場所を見つけると体を擦りつけたりして、とても楽しい琥徹ちゃんです。
さらに驚いたのが、これです。
ワンコはクレーチングや側溝のフタが苦手な子が多くて、大概の場合避けて歩いたりジャンプをして飛び越えたりするのですが、琥徹ちゃんは違います。
堂々とクレーチングの上を歩いたり、側溝のフタの穴にお顔を突っ込んでみたり、上に寝転がって休憩をしたりするんです。本当に楽しくておもしろい子です。
この日は40分ほど歩きお家へと戻りました。
お家の水道でお水をたくさん飲み、苦手な足拭きも我慢しました。
そして、お待ちかねのシャーベットです。
実はお散歩後のシャーベットはケージに入るのを嫌がる琥徹ちゃんがケージに入るための手段ともなっているのです。
この日はシャーベットを見せても警戒してケージには近寄らずすごく抵抗されましたが、なんとかケージに入ってくれました。
しかし、リードをはずそうとした瞬間にケージから飛び出した琥徹ちゃん。
ケージには戻らないよと言う見事な意思表示を見せてくれました。
まだまだケージの外で一緒に遊びたかったんでしょうね。
それでもなんとかケージに誘導して、琥徹ちゃんをケージの中に入れることに成功しました。
琥徹ちゃんは何事もなかったかのようにケージの中でくつろいでいました。
それから、私は最後のペット日誌を書き始めました。
すると、琥徹ちゃんはクーンクーンと鼻鳴らしてかまって欲しそうにしていました。
「少し待っててね。」と言いましたが、それでもなかなかおさまらずお世話中一度も吠えなかった琥徹ちゃんが『ワンっ』と吠えました。
吠えたところを見たことがなかったので、少し驚きましたが、かまって欲しくて甘えているのかなと思うととても嬉しくなりました。
できるだけ早くペット日誌を書き終えて、琥徹ちゃんと遊びました。
そして、最後に「お留守番よく頑張ったね。これでお世話に来るの終わりだから、また会う日まで元気でね。」と琥徹ちゃんにお別れを言ってお家を出ました。
琥徹ちゃん、初めてのお留守番よくがんばりました。オーナーさんはやんちゃな琥徹ちゃんを心配されていたけど、しっかりお留守番できるお利口さんです。
少しやんちゃなところはかわいくもあり楽しくもあり、琥徹ちゃんのお世話はやりがいがありました。
翌日にオーナーさんと話す機会があり、
『今日も来てもらえると思って待っているようでした。』
というお話を伺いました。
こういったお話を聞くと、このお仕事をしていて本当に良かったなと思ます。
『琥徹ちゃん、また会える日が来ることを願ってるよ。2日間どうもありがとう。』
※お写真撮影ブログ掲載については、オーナー様より了承を得ています。